西基地総合防災訓練

安全

今回の訓練の目的として、前回訓練時の反省点確認の他、ボイルオーバー発生の予兆確認による避難活動を実施しました。
ボイルオーバーとは、タンクが全面火災となった場合、タンク底部の帯水層にタンク上部の熱油層が接触し、急激な温度変化により底部の水が沸騰し、タンク内部の油を噴き上げる現象です。当社では今までボイルオーバーを想定した訓練を行ったことはありませんでしたが、有事における重要な想定項目として今回取り上げることとしました。訓練シナリオでは、原油タンクが全面火災となり、公設消防(今回は模擬)および共同防災隊、自衛消防隊による消火活動中、公設消防指揮者がボイルオーバー発生の予兆を確認して緊急避難を各隊に指示し、一斉に安全な場所に非難するというものです。今までの消防訓練では、火災が鎮火することを想定していたので、今回のように火災発生中に避難するという訓練は参加者全員が初めて経験するものとなりました。訓練ではスムーズに避難活動が行われ、指定した避難場所で再度現地本部を立ち上げ、その場で各隊が再点呼し安全確認することが出来ました。万が一発災した場合、シナリオ通りには全て事は運ばないと考えますが、今回のようにいつもと違う想定を経験することにより、各人の認識や行動は確実に変わるものと確信しています。