東基地総合防災訓練
安全
『その時』のために準備する
当社では、近年2019年6月の新潟・山形地震および2021年2月の福島沖地震の2回の比較的大きな地震を経験しました。2回とも夜間であったことから、当社規定に基づき社員が自動的に出社し、タンクの点検(夜間は余震の可能性や安全を考慮し外観点検のみ)並びに行政等への報告対応をしました。幸い施設に被害は無く、荷役作業や移送作業等も無かったため事なきを得ましたが、有事での的確な行動の重要性を肌で感じました。そのような経験を踏まえ、今回の総合防災訓練では、『平日の昼間、何らかの作業をしている時に地震が発生した場合、出社しているメンバーでどのような動きをするのか』を実際に体験するというシナリオとしました。訓練では、各人の安全確認後に集合し、出社者の安否確認(非番者は安否確認システムによるメールで確認)を行い人員確認。その後、現場ではオペレーターから設備の緊急停止作業と点検作業が行われ、事務所では公設消防等への緊急通報並びに共同防災隊への出動要請が行われました。引き続き、自動的に設置された自衛消防隊が東西両基地に分散し、施設の点検およびタンク上の点検並びに消防等への報告をし、訓練を終了しました。自然災害の中でも、地震についてはほぼ予測が出来ないと考えます。我々が唯一出来るのは、『その時』のためにどれだけ準備できているかではないでしょうか。これからも『その時』のために、訓練を積み重ねて行きたいと考えます。