西基地総合防災訓練
安全
有事での動きを頭に叩き込む
『有事』を辞書で引くと、『大規模な自然災害などの非常事態』とあります。また、『有事』の対義語は『平時』『日常時』となります。普段『有事』をあまり意識することが無いかも知れません。しかし、自然災害の中で『地震』を考えた場合、過去の大地震の経験上『有事』はいつ起きるか分からないことは明らです。今回の総合防災訓練では、そのいつ起きるか分からない地震発生時という『有事』の際、『全員が持ち場立場で迷わず確実に行動が出来る』ことを目指して訓練を行いました。
地震発生時の訓練では、次の事項を基本に組み立てています。
①自分の身を守る
②津波発生情報等の確認
③社員の安否確認(家族へ無事の連絡)
④設備の緊急停止
⑤消防等への通報
⑥自衛消防隊の立ち上げ
⑦施設の点検(タンクルーフ、施設等)
⑧消火設備起動
⑨現場での消火活動(自衛消防隊、共同防災隊、公設消防隊)
⑩マスコミ対応等渉外活動
これらはあくまでも基本事項であり、災害の発生状況ではその順序や行動は変わるものと思いますが、毎年これらの活動を頭に叩き込むことによって、『有事』の際の各人の動きが有効に機能できると確信しています。今回の訓練後、様々な反省点が出されましたが、それらを真摯に受け止め、次回の訓練に活かして参ります。