石油備蓄設備
設備概要
昭和52年の会社設立以来、私たちは、備蓄原油の品質管理、大気や水質等の環境管理、タンク開放検査等の設備管理、防災等の安全管理など、30年以上の豊富な経験と実績を受け継ぐとともに、時代に対応した迅速な行動力を身につけてきました。
さらに、当社の使命ともいえる原油の緊急放出に備え、10万DWT級のタンカーが着桟できる固定式の桟橋及び東西基地を一元管理するために、両基地の操油管理室でコンピュータによるコントロールを実施しています。
受託事業を通して、いかなる事態にも対応できる迅速で安全な荷役作業のノウハウを培っています。
項目 | 東基地 | 西基地 | 備考 | |
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当社設備 | 受託設備 | 当社設備 | ||
敷地面積 | 264,000m2 | 96,200m2 | 244,000m2 | 東西合計:604,200m2 |
原油タンク | 6基:566,167KL | 4基:401,000KL | 7基:548,393KL | |
各基地原油計 | 10基:967,167KL | 同上 | 当社計 13基:1,114,560KL 受託含む 17基:1,515,560KL |
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重油タンク | 2基:46,883KL | |||
スロップタンク | 2基:6,200KL | 2基:6,200KL | ||
桟橋 | 東3号桟橋:102,000DWT | 西3号桟橋:6,000DWT | ||
操油ポンプ | 1,200m3/H×3台 1,000m3/H×1台 |
2,000m3/H×2台 1,500m3/H×1台 |
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水消火ポンプ | 750m3/H×2台 1,800m3/H×1台 |
850m3/H×2台 2,450m3/H×1台 |
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ボイラー | 2T×4基 | 2T×3基 | ||
受電設備 | 7,500KVA | 3,000KVA |
原油タンク
桟橋
東3号桟橋
固定係留施設
大型船舶を係留する施設で、水中に杭を打ったドルフィン構造物が用いられています。
ドルフィンは接岸用ドルフィン、係留用ドルフィンおよび荷役用桟橋をそれぞれ独立に設置し、船舶を固定係留して、桟橋上のローディングアームによって荷役を行います。
コンピュータ制御システム
コンピュータ制御システムでは、タンクから桟橋に至る設備全般に渡る情報処理が要求され、その処理量は膨大なものとなります。
これらの要求を満足する為に当事業所のシステムは、以下の項目を基本として、システム構築をおこなっています。
- 信頼性を優先したシステムであること。
- 機能と安全性を両立させたシステムであること。
- 明確な階層化と機能分担により、監視、制御最適化、管理レベルが独立且つ、お互いに密接に機能すること。
- 高度な自動化システムが実現できること。
- 装置の増改造、更に高度な制御方式の適用性、将来の計画に対し、発展が容易なこと。